保育士のリファラル採用を導入する前にエンゲージメントを確認しよう

採用

質の高い人材を低コストで獲得できるリファラル採用は、米国にて発祥し以降欧米・東南アジアでも積極的に導入されており、求人媒体を越えて最も実績につながっている採用チャネルとして地位を確立しています。

日本においても近年注目されており、保育業界でも保育士のリファラル採用に力を入れ始めている事業者が出て来ています。(私が保育園の採用担当だった頃も、真っ先にテコ入れをしました。)

前回の記事ではリファラル採用の特徴やメリットについて解説しました。

保育士の理想的な採用チャネル「リファラル採用」とは?
企業の採用単価を安くするために有効な手法であるダイレクトリクルーティングは、保育業界でも年々注目度が増しています。ひとことでダイレクトリクルーティングと言っても、採用チャネルは多岐に渡りますが、私が保育園の採用担当者だった時に最も有効、尚且つ採用決定時に本当に嬉しい気持ちになれるチャネルは「リファラル採用」でした。 今回の採用ブログは、保育士の理想的な採用チャネルとして各事業者で積極的に取り組むべきリファラル採用について、その特徴と注意点についてまとめてみました。

今回の記事ではリファラル採用を導入する前に、園側が必ずやるべき「既存職員のエンゲージメントの確認」について説明します。

 

1. そもそもスタートラインに立てているか?

いざ「リファラル採用を導入しよう!」と思い立ち行動する前に、一旦立ち止まって自園の既存職員たちについて考える時間が必要です。

 

既存職員のエンゲージメントは高い状態?

エンゲージメントとは「愛着心」「思い入れ」「熱意」などを意味します。

既存職員達は、親しい友人・知人に「ウチで一緒に働いてみない?」と誘うことができるほど、自園で働くことに満足している状態ですか?

リファラル採用を制度として導入し、運用していく為には、当然推薦者である職員のエンゲージメントが高くないと絶対に上手く行きません。(職員全員とまではいかなくても、一人でも多く居てくれることが望ましいです。)

例えば、

  • 離職率が高く人手不足の職場
  • ギスギスした人間関係
  • 保育方針通りの保育が実践されていない
  • サービス残業、休日出勤が常態化

自らがリファラル採用を進める立場になった時に、上記のような保育園に大切な友人を誘って迎え入れようとするでしょうか?
答えは明白だと思います。

 

エンゲージメントを確かめる方法

既存職員のエンゲージメントが高いかどうか?について自分の頭で想像してもなかなか答えは出てきません。

また、面談をするにしてもあなたが理事長、園長、本部スタッフなど、現場の職員と役職が違っていたり距離がある時点で職員から本音が出てくることは難しいです。

そこで、既存職員のエンゲージメントを確認する為の調査シートを作成してみました。

▼エンゲージメント調査シートはこちらからダウンロード

調査シート内の一番最初の質問は社員のエンゲージメントを確認する際に世界的に使用されている指標「eNPS」という概念を使用しています。

この会社で働くことを友人や知人に勧められますか?

この質問に対して、10点満点で回答した時に、

0点~6点:批判者(自社に対して批判的な社員)
9点~10点:推奨者(エンゲージメントが高い社員)

と定義し、推奨者割合(%) – 批判者割合(%)=eNPSスコアとして算出します。

推奨者割合(%) – 批判者割合(%)=eNPSスコア

NTTコムリサーチ 従業員エンゲージメント向上はESから eNPSへから引用

 

推奨者の割合が高ければ高いほどeNPSスコアは高くなりますが、通常推奨者割合が批判者割合を上回ることは少ないので、マイナススコアが少しでもプラスになるように職場環境を改善していくイメージです。
また、アンケートの2番で回答してもらう20項目に関しては、エンゲージメントの要素となる代表的な項目をピックアップしています。

各項目に関しての職員の評価・満足度を数値化することが目的です。

【きらぽんJOB】資料ダウンロード

 

2. エンゲージメントを高める為の施策

エンゲージメント調査シートを職員に回答してもらい、集計してみると、運営側が気づいていないような結果が出てくることが多いと思います。(良くも悪くもですが・・)

 

eNPSスコアがマイナスな保育園がほとんどなはず

eNPSスコアがプラスになっている場合は、必然的に質問2の20項目の平均点数も高いことでしょう。
友人・知人に自分の職場をおすすめしたい職員にリファラル採用を進めてもらえるように、制度設計・運用を進めていきましょう。

しかし、恐らく最初はeNPSスコアがマイナスの保育園が圧倒的に多いと思います。
何の施策も講じず、職員のエンゲージメントが高い状態が実現できるほどこのスコアは甘くないものです。

しかし、2で質問している各項目の平均点を確認すれば、どの項目が職員のエンゲージメントを阻害しているのかが浮き彫りになるはずです。

後は評価の低い項目を順次改善していくことで、職員のエンゲージメントは必ず向上できます。

しかし、評点が低いという情報だけでは、具体的にどのように改善を図っていけばいいのかまだ明確ではないです。
そんな時は、思い切って職員同士がざっくばらんに話が出来る環境を用意しましょう
例えば、下記のような方法が考えられます。

 

職員だけを集めて、就業環境改善プロジェクトを立ち上げる

人員状況等にもよってアレンジは必要ですが、管理職やベテラン職員の居ない風通しが良いメンバー構成を選択し、職場環境改善プロジェクトを立ち上げてみましょう。

アンケート結果から、運営側も○○の項目について改善の必要性を感じています

その為、〇〇の項目について皆さんが課題だと思うところ具体的に挙げてください

そして、課題だと思うところには、改善提案をセットで考えてみてください

どのような意見、提案があっても構いませんので、皆でもっと当園を良くしていきましょう!

といった形で職員に話し合い・発言の機会を作ってみると、職員が自分たちで能動的に考えた改善提案が出てくるはずです。

改善提案が実現可能な内容であれば、運営側で順次実行していきましょう。
職員が自ら考えた改善策が実行されれば、必然的に職場に対する愛着心、思い入れは高まっていきます
色々な理由で提案の実現が難しい場合は、その理由を説明し、職員に合意を取ったり妥協点を模索していきましょう

大切なことは、職員の意見に運営側が耳を傾け改善を図ろうとする姿勢を持つことです。

 

3. おわりに

リファラル採用はダイレクトリクルーティングの中で最も理想的な採用チャネルです。
コスト面、人材の質の面、定着率の面、色々な面で優位性があります。

一方で、時間を掛けて制度設計・認知・運用をスタートしてもなかなか実績につながっていない企業も多い状態です。
その理由こそが、既存社員のエンゲージメントの欠如に他なりません。

リファラル採用を導入する前に、自園の足元を見つめなおしましょう。

職員のエンゲージメントを高める為に具体的に何をすればいいのか?運営側は分からないことが多いでしょう。

その為に、今回共有したエンゲージメント調査シートを活用し、職員の声を拾い改善を進めていきましょう
各保育園の職員が自園を友人・知人におすすめできるような、そんな素敵な環境づくりにつなげていただけると大変嬉しいです。

次回の記事ではリファラル採用の制度設計と運用について解説していきますので、お楽しみに!

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4. きらぽんJOBについて

保育業界専門のダイレクトリクルーティングサービスきらぽんJOB」は、自社でも保育園を運営する株式会社モード・プランニング・ジャパンが2020年4月にリリース致しました。

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詳細はこちらから資料をダウンロードの上ご確認ください。

きらぽんJOBで保育業界の未来を明るくできるように、各事業者様からのご参画をお待ちしております。

宜しくお願い致します。

お問い合わせ先
株式会社モード・プランニング・ジャパン きらぽんJOB事業部
TEL:03-6847-5790
Mail:breg@kirapon-job.jp