【解説/例文付】保育士からの返信&応募率UP!スカウトメール活用術

採用

保育士のダイレクトリクルーティングを運用していく上で最初に立ちはだかる壁、それはスカウトメッセージの作成・送信です。

「スカウトの打ち方が良く分からない」「どうせ返信がないから・・」とあまりポジティブに捉えていない方も多いことかと思います。

しかし、採用担当なら1度は耳にするスカウトメール、活用しないのは非常に“もったいない”です!

2019年に16園の保育園新設を実現した保育事業者の元採用担当が、スカウトメールについて基本から例文つきで解説いたします。ご参考になれば幸いです。

 

1. はじめに

新型コロナウィルスによる緊急事態宣言の解除から1ヶ月以上が経ち、だんだんと企業・求職者ともに採用活動に本腰を入れ始めた時期ではないでしょうか。

1都3県を筆頭に保育園の数が増え、保育業界の採用単価は上昇傾向、応募獲得でさえ難しくなったと感じる採用担当者の方も多いと思います。

私も昨年まで自社で運営する保育園の採用チームの1人として、16園の新園開園のため、保育士・管理栄養士の採用に携わった経験から、待っているだけでは人が集まらない売り手市場の現状を痛感いたしました。採用担当が自ら求職者と繋がりにいく姿勢と行動が今の保育業界の人材獲得には必要なのです。

そのために、求職者に響くスカウトメールについて、そもそもスカウトメールとは何か?というところから、「送るだけで終わらせない」求職者にしっかり届けるスカウトメールを文例とともにご紹介いたします。

 

2. スカウトメールとは?

求人掲載サイトにおいて、求職者の履歴書(プロフィール)に登録された情報などのデータをもとに、企業から求職者へ直接メッセージを届けることができるサービスです。

専門職・売り手市場において、応募を待っているだけでは採用に結びつかない場合に積極的に利用されます。

企業が良いと思った求職者へアプローチするので、好条件の方は必然的に多くのスカウトを受け取り、自然と競争率が高くなります。したがって、ほしい人材の獲得のためには、求職者に自社の魅力を伝えて好印象を与えられなければリアクションの見込みは薄いでしょう。

スカウトメール

■ スカウトの種類

① 個別送信 

企業から「ぜひ会いたい」と思う求職者へ”1人ひとり“に合わせたメッセージを送るので、求職者が感じるマッチ度合は高いです。しかし、個別に内容作成するため、送りたい対象数に比例して時間を要します。

② 一斉送信

募集条件に当てはまる複数の求職者を対象に定型文を送るため、個別送信に比べて手間はかかりませんが、募集内容と完全一致ではないのでミスマッチが生じることもあります。

③ 自動送信

求職者がサイトに登録時などアクションがあった際、自動的にメールが届くようにすることで、より多くの人へメッセージを送ることが可能で母集団形成に利用されます。一方で、受け取る側も定型文とわかる内容になるため訴求力は低いと言えます。

大量に送ったとしても興味を持たれずメールボックスに埋もれて未開封のままでは意味がありませんよね?
求職者に届いてしっかり読んでもらうまでがスカウトですので、①個別送信で欲しい人材に響くメッセージを作ることが大切です。

 

3. スカウトメールを活用することのメリット

次に、スカウトメールを活用することによって得ることが出来るメリットを企業・求職者それぞれの視点からまとめました。

企業求職者

・データベースからほしい人材を選びアプローチできる

・紹介会社等が仲介に入らず直接連絡が可能なため
 求職者の意向や同行を把握してグリップできる

・自分では探しきれない、所有資格/希望条件にあった
 新しい求人を知り視野を広げられる

・スカウトメールを経由することで、
 送信元企業の選考への切符を得やすい

求職者側は、必ずしも自分の希望にマッチしたものが届くとは限りませんし、企業も見てもらえる確証がないというデメリットもありますが、上記のように双方にとって有用な点がありますので、ぜひ積極的に利用してみてください。

続いて、実際にスカウトメール活用のポイントをご紹介していきます。

 

4. 成功の秘訣

■ スピード

求職者が求職/転職サイトに登録したタイミング = 最も返信が返ってくるタイミングと言えます。なぜなら、スマホやPCが手元にあり、当該サイトから離れていないと推察されるからです。

そのときに、すぐリアクションがとれれば最適ですが、採用担当も忙しくなかなか登録者状況だけを張り付くように監視することは難しいでしょう。「最速の返信タイミングを逃してしまった」ということも往々にしてあり得ます。

しかし、その場合は焦らず、送りたい対象の生活リズムを想像して、時間や曜日など開封してもらえそうなタイミングを見計らって配信しましょう。在職中の方をターゲットにするのであれば、平日の通勤時間・お昼休み・就寝前の時間帯などが狙い目と言われています。アクセス(ログイン)から日の浅い方はそれだけ転職や就職への意欲も高い傾向にありますので、優先的にアプローチすることをオススメします。

また、朝・昼・夕の1~3回程度、求人サイト内の新規登録者情報を確認するところから始めてみるのも良いかもしれません。ターゲットとなる求職者層の活動時間帯を把握する第一歩となるでしょう。

 

■ ターゲティングによるメッセージの個別性

【誰に送るか】明確なイメージをつくることは極めて重要です。それにより、伝えたい内容・アピールすべき事柄も選定し、表現方法も相手に合わせた工夫をすることができるからです。

送る対象が決まったら、当人宛であることがわかるように個別性のある内容を作成していきます。明らかに一斉送信であるような内容や、他の人にも送れる汎用性の高いメールは企業側にとっては使い勝手が良いですが、送られる側の求職者からしたら迷惑メールと大差ありません。『自分にめがけて送ってくれている』という特別感を文中に組み込むことで、開封率アップ&求職者の記憶に残る1通となります

たとえば、未経験の方であれば、応募ハードルを下げられるよう「経験不問、○○研修・△△研修で基本から保育技術向上まで目指せます!」「明るく元気な方・子供が好きな方、歓迎!」等を前面に押し出すと良いかもしれません。

また、経験豊富なベテランスタッフを欲しているのでれば「経験者優遇・経験を考慮して給与アップ、役職・経験年数により手当充実」のような経験とスキルを評価して認め、それを対価として反映することをダイレクトに伝えたり、「今まで身に付けた保育ノウハウを当園の若手に引き継いで頂けませんか」のような保育士育成の協力を求めたりするなど、その方にしかできない事を伝えていきましょう。

さらに、求人の条件面も大事なアピールポイントとなりますので、求職者がどのような条件を希望しているか見極めて、休日休暇・福利厚生・理念・やりがいなどのその方にとって魅力となる点を盛り込んでみてください

 

■ 見栄え

まず、タイトル・件名が肝となります。メールボックスに届いたとき、ここで興味を引けなければ削除されるか、一生未開封のまま後続のメールに埋もれてしまいます。

下記、どちらの件名でしたらメールを開きたくなるでしょうか?

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①の場合、汎用性はあるかもしれませんが、園長募集だけではなかなか開封には結びつかないでしょう。
②であれば自然と入職後のイメージが沸くと思います。

誰にでも送れる件名をやめ、募集内容の魅力がこぼれ出るような言葉選びをしてみてください。

次に、求職者に届いたときのPC・モバイルのレイアウトも考慮しましょう。
作成時に見栄えがいいように改行を用いても、実際に求職者が見る時には見辛く表示されているなんてことも間々あります…。求人掲載サイトごと・受信者の使用デバイスごとにレイアウトは異なりますので、より見やすく改良を重ねることも非常に大切です

 

 

5. NG例・文例の紹介

以下では、具体的に送る対象を仮定したスカウト文例をご紹介します。
ここまで読んでいただいた方であれば、NG例のどこが悪いかもうお分かりかと思います。
NGパターンと改善後を比較して、今まで送られたメール内容がどちらに近いか振り返ってみてください。

【ターゲット】
 ・30代前半/女性
 ・3歳児の子育て中/専業主婦(離職中)
 ・保育士経験5年あるが、復職のためブランクが心配
 ・子供の預け先が未定

【アピールポイント】
 ・子育てに理解ある職員/職場
 ・復職者への支援制度がある
 ・託児所が利用できる
 ・残業がなく、出勤日も夕方からは家で旦那さんを待ちゆっくり過ごせる

 

NGパターン

【急募】経験者歓迎・ブランクOK!認可保育園で働きませんか。

こんにちは、「○○園」採用担当の○○と申します。
当園は20年以上の歴史ある地域密型、定員120名の保育園です。元気な子供達に囲まれて毎日えがお溢れる、明るく賑やかな職場です!●●を理念として、●●な保育しています。

未経験・ブランクのある方もご応募可能です。休みも多く、福利厚生も充実してございますので、ご興味をお持ち頂けましたらお問合せください。

ぜひご検討くださいませ!

 

*NG理由*

→改行やスペースがなく見栄えが悪い
→ブランク明けで120名の規模感は不安要素
→具体的な魅力項目の記載がなく、汎用性は高いが、個人宛の特別感は感じにくい

 

改善後

【託児所・復職支援あり】残業ゼロ☆家庭と仕事をきっちり両立できます◎

こんにちは
採用担当の●●と申します。
ぜひ○○様に当園を知って頂きたくお声掛けしました!

当園では『復職支援』を行っており、
○○様と同じようにお子様を育てながら働く職員も多くおります。
また無料利用可能な『託児所』があり、
預け先が決まっていなくとも安心して働ける環境となっていますので、
子育てと両立して働きたいというご希望も叶えられると思います!

■ご家族との時間を大切にできます♪
・残業ゼロで毎日が定時退社
・○○様の最寄り△△駅から”乗り換えなし20分”
・土曜出勤は年〇∼〇回のみ
・有給消化率100%
・年間のお休みは○○日以上

■給与、経験加算あり!
・給与はご経験を考慮の上、
 月収〇万+賞与〇ヶ月分を確約
 ※別途、交通費等の支給もございます 
・年度末/臨時賞与(昨年度実績〇ヶ月分)

ご自身の子育て経験も活かしながら、
当園の子ども達の笑顔を引き出す仕事を一緒にしてくださいませんか?

ご検討いただければ幸いです。
質問・相談などございましたら、気軽にご連絡ください!

宜しくお願い致します。

========
採用担当/●●

 

いかがでしょうか?
受け取る求職者の目線になると、よりメッセージ性の違いが明確に感じられるかと思います。
以下、上記文例とその簡易テンプレート・アピールポイントとなる項目例をまとめました。
ご参考になれば幸いです。

スカウトメール テンプレート(Excelファイルです)

 

6. 「きらぽんJOB」のご案内

きらぽんJOB のご案内

 

”採用費節約”に貢献する武器、保育領域特化のダイレクトリクルーティングサービスです。

<きらぽんJOBのメリット> 
 ・初期費用・月額利用料0円*!
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<主要な機能> 
 スカウトメールでアピール
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 ・チャットで手軽&スピーディなやり取り 
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保育事業者が考案した保育業界専門のダイレクトリクルーティングサービスとして2020年4月のリリース後通算300社の保育事業者様にご利用いただき、評価をいただいております。 

まだ生まれたてのサービスではありますが、成果報酬プランであればリスクなく利用開始が可能です! 
詳細はこちらから資料をダウンロードの上ご確認ください。 

 

7. まとめ

スカウトメールとは、求人掲載サイトで求職者の履歴書(プロフィール)などのデータをもとに、企業から求職者へ直接メッセージを送るダイレクトメールサービスです。

一般的に【 ①自動送信 < ②一斉送信 < ③個別送信 】の3種類の送信方法あり、個人宛の特別感を演出できるため①→③の順で企業・求職者双方にとってマッチング率が高くなります。

好条件の人材はたくさんのスカウトを受け取り競争率が上がりますので、登録の瞬間からより早いタイミングで、読みやすく工夫した、その人のための内容でスカウトメールを送ることで貴園・貴社の魅力を確実に伝えて接触~応募へ繋げていきましょう。

この記事が少しでも採用活動に役立ちましたら幸いです。