保育業界でも注目の新たな採用手法!ダイレクトリクルーティング虎の巻④面接時のクロージングトーク

採用

採用面接のクライマックスは最後の「クロージングトーク」であると私は考えます。
しかし、内定受諾に大きな影響があるのに、あまり重要視していない採用担当者が多い印象です。

人材紹介会社経由の応募者の場合は、面接終了後に担当エージェントがクロージングを行いますが、ダイレクトリクルーティングの場合は採用担当者自身がクロージングを行うことになります。

保育士の獲得競争がまだまだ激しい都市圏の採用市場では、
「この人と一緒に働きたい!」と思える素敵な保育士と出会ったら、必ず採用したいものです。

今回は、保育園の採用担当者として約2年半従事した経験から、私が考える面接時の効果的なクロージングトークの仕方について解説していきます。

1. 定型文になりがちな結びの一言

面接の最後の言葉が最も求職者の心に残るものです。

それなのに、
「本日はご来社いただきありがとうございました。
選考結果につきましては1週間以内にお電話もしくはメールにてご連絡致します。」

面接の結びの一言でいつも決まった定型文を使用し、そのまま終了する。
心当たりのある採用担当者の方は多いのではないでしょうか?

一見すると当たり障りのない伝え方のように感じますが、保育士採用は売り手市場。

求職者目線に立った時に2つの問題点が挙げられます。

 

●面接官からの自分の評価がどうだったのか?のフィードバックが無い

面接を通じて自分のことをどのように評価しているのか?
前向きに検討してくれているのか、懸念点があるのか?

採用側の温度感が求職者に伝わりづらい為、
折角良い内容で面接を終えたとしても求職者の満足度が高まりません。

 

●「選考結果通知まで1週間以内」のリスク

私の経験則から、現在保育士は転職活動において平均3社を併願しています。

選考結果の回答に1週間も掛かっているとそもそものスピードの部分で競争力がありません。

より早く内定連絡をくれる事業者の方が自分を求めてくれている。
そのように感じる保育士は少なくないはずです。

この2点の問題点を改善するために、定型文からの脱却し、
クロージングトークの技術を身に着ける必要があるのです。

 

2. クロージングトーク時のポイント

クロージングトークのポイント

「この保育園で働いてみたい!」と保育士に思ってもらうための、
クロージングトーク時のポイントについて解説していきます。

 

■感じたことを整理してフィードバック

目の前の求職者と「是非一緒に働きたい!」と感じた際は、

  • 具体的にどの部分を評価し、そう思っているのか?
  • 自園でその求職者が働くことになった際にどのようなメリットがあるのか?
  • デメリットとしては何が考えられるのか?

面接を通じて求職者に対して感じたことを簡潔にまとめて話しましょう。

大切なことは、求職者に対して正直であることです。
良いことばかり言ってぐいぐい引っ張りこまないこと、話を盛り過ぎないこと。

求職者にとっても事業者にとっても、入職することがゴールではありません。
その保育園で長く就業し、成長し、保育士として輝くこと。

懸念点やデメリットがあれば事前にしっかりと話をし、
理解してもらった上で受け入れを行うべきです。

また、面接の結果「この方とは残念ながらご縁がなさそう」と感じた際でも、出来る限りフィードバックは行ってあげてください。

折角時間と交通費を使って面接に来てくださった求職者です。
最後まで誠意を持って対応するようにしましょう。

 

■採用の意向であることを早く伝える

もしあなたが選考結果の可否に関して決定権を持っているようであれば、
正式には社内に戻ってから選考結果をお出ししますが、私としては内定をお出しする前提で進めます!
内々定までは伝えてあげてください。

鉄は熱いうちに打てという言葉もある通り、面接・園見学を経て求職者の志望の温度感が高い内にこちらの想いを伝えた方が承諾の可能性が高まります。

もし、法人の方針で稟議承認等に時間が掛かってしまう場合も「前向きに検討してなるべく早く結果をお出しします」と伝えるようにしましょう。
*そして、何とか稟議承認に時間が掛かる法人の体制からの脱却を試みてください!

 

3. クロージングトークの事例

参考までに、私が面接官の時に話をしていたトーク例を記載してみます。

<トーク文例 >
〇〇さん、本日はお忙しい中当園に面接に来て下さり本当にありがとうございました!

最後に面接を通じての私の感想をお伝えすると、是非〇〇さんと一緒に働きたいなと感じました。

まず、面接時に仰っていた
「子どもたち一人ひとりの気持ちを尊重して、見守るような保育を実践したい」
という想いに非常に共感しました!

しかし、現職先では園児数も多く日々の業務に追われてしまい、理想と現実のギャップに苦しんでいると、転職理由の一つに挙げていらっしゃいましたよね。
当園は子どもたちの定員60名、各年齢1クラスずつの小規模園です。
全職員が、自分の担任クラスだけでなくすべての園児の顔と名前が把握できています。
また、職員も各クラス必ず複数名配置が出来ていますので、時間的にも気持ち的にも余裕を持って○○さんがやってみたい保育にチャレンジできる環境です。

一点、    給与に関しては現職先と比較すると若干見劣りしますが、残業もほとんどなく年間休日126日
とお休みも沢山ありますので、プライベートの時間がしっかりと確保できます!

長く働いていただくことでしっかりと昇給もしますので、どちらを優先するか?という部分でご検討いただければと思います。

選考結果は明日には正式にお伝え致しますが、私としてはお断りする理由が見当たりませんので、内定をお出しする前提で進めさせていただきます!
他社さんの面接も控えているかと思いますので、色々な園を見てみて最終的にお決めいただく形で問題ありません。

一緒に働くご縁があれば本当に嬉しいです。前向きにご検討ください!

求職者によってお伝えすべき内容は変わりますので、適宜アレンジしながら上記のようなクロージングトークにトライしてみてください。

 

4. おわりに

採用は恋愛と似ている
人事採用担当者の間では以前から言われていますが、採用活動におけるクロージングトークは恋愛に置き換えると愛の告白・交際の申し込みに該当するクライマックスのプロセスです。

面接を通じて、目の前の求職者のことをどう思ったのか?
自園で勤務することになったらどのようなメリットがあるのか?
懸念されるポイントや課題となる部分は?

面接官として感じたことを正直に、端的に伝えることで求職者の満足度は確実に高まります。

保育士の心に刺さるクロージングトークが出来るように、毎回面接終了時にはトーク内容の振り返りを行い、ブラッシュアップし続けるのみです!

面接官仲間と相互にロープレを行いチェックし合うことも有効ですので、実施してみることをお勧めします。

保育業界の採用力アップとダイレクトリクルーティングの普及のために引き続き情報発信をしていきますので、よろしくお願いします!

 

5. 「幼保の採用相談ルーム」について

  • 幼保業界の採用担当者が集まるコミュニティ
  • オンラインですぐにつながり課題解決・情報共有

「幼保の採用相談ルーム」参加メンバー募集中です!

新型コロナウィルス感染症の拡大について収束が見えない状況下。
保育専門のダイレクトリクルーティングサービス「きらぽんJOB(https://kirapon-job.jp/)」の利用企業さまから下記のような声をいただいております。

  • 採用に従事する人員が少ない
  • 日々の業務に追われ新しい打ち手が思いつかない
  • 他社との情報交換の機会がない
  • 自社の何が課題なのか分からない

私たちが何かできることはないか?と考えた結果、
幼保業界の採用担当者同士が直接つながって相互に情報交換や相談ができるコミュニティ「幼保の採用相談ルーム」を作ることにしました。

<幼保の採用相談ルーム概要>
◎参加メンバーの条件
幼保業界の人事・採用担当者様(複数名での参加も可)
◎参加料・会費
参加料・会費は無料です
◎コミュニティについて
非公開のFacebookグループを作成してありますので、下記のURLから参加の申請をお願い致します。
https://www.facebook.com/groups/761410967986699/
◎参加アカウントについて
法人のFacebookページ、もしくは個人のアカウントのいずれかで参加をお願い致します。
※参加した時点ではメンバー同士で自動的に友達になるわけではありません。
※入会後、個人同士での友達申請も可能ですが、参加メンバーの皆様の任意という形でお任せ致します。

幼保業界の採用市場は人材紹介会社への依存度が非常に高く、採用費の高騰が続いています。

事業者が求職者を直接採用できるような手段・ノウハウを皆で共有しながら、この業界の採用を変革していきませんか?
同じ想いを持った仲間同士で力を合わせればきっといい方向に向かうことができるはずです。

興味を持っていただける方からのお問い合わせを是非お待ちしています。

<お問い合わせ先>
株式会社モード・プランニング・ジャパン きらぽんJOB事業部
TEL:03-6847-5790
Mail:breg@kirapon-job.jp